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 地球は、46億年の歴史をもつ水や生物にあふれたユニークな惑星です。最近、地球環境の保全への関心が世界的に高まり、われわれが住む地球生態系を破壊することなく有効に利用することが強く要請されています。このような問題を解決するためには、誕生から現在にいたる地球の進化を復元すると共に、地球上で生じるさまざまな現象を解析し、更に進んでその未来像を展望・予測する科学が必要です。地球科学とは地球のダイナミクスの本質を多角的な観点から明らかにし、さまざまな社会的要請にも応えうる使命をもった総合科学です。
 筑波大学の地球科学専攻は大きく地理学・水文学分野と地質学分野に分かれています。地理学・水文学分野では地球の大気圏、岩石圏、水圏にみられるさまざまな事象、およびそこを舞台に展開される人間活動などを研究対象として、一方、地質学では地球の歴史の解読を大きな目的としています。それぞれ伝統的な研究と共に最新の機器なども導入して、多様かつ画期的な研究が展開されています。地球科学専攻では、21世紀の地球人として必要な高度な知識と技術をもった人材の育成を最大の目標としています。多岐にわたる地球科学の全体像が見わたせるよう授業内容を見直し、1999年度からは新しいカリキュラムにそって学習が進められています。1年次および2年次では、地球科学におけるトピックスと共に、共通で基礎的な考え、研究法、野外調査法について学びます。3年次では学びたい分野を一層深く理解できるよう、講義と共に野外実験、室内実験、演習などの専門科目が用意されています。自然科学の共通言語である英語の理解を深められるように、3年次での外書輪読や演習は必須科目となっています。4年次では卒業研究が中心となります。

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 卒業後の進路で最も多いのが本学の生命環境科学研究科や修士課程の環境科学研究科、教育研究科、理工学研究科などの大学院への進学で、卒業者の50-60%を占めています。民間企業への就職も多く、卒業者の20-30%を占めています。業種は土木建設・総合コンサルタント関係・資源環境関係などの他、最近の企業の業務の多様化と学生諸君の嗜好を反映して、コンピューター関連、銀行・保険、電気、通信、出版、自動車やその他のメーカー、製造、流通・観光など多種多様です。公務員・教職員関係への就職は10%程度で、中学校および高等学校教諭一種免許状の社会・地理歴史(地理)、または理科(地学)の取得が可能です。大学院修了後は大学や国立・民間の研究所などに就職しています。
 本学の地球科学には次のような研究分野があり、基礎研究の追求と共に境界領域の開拓を行っています。


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