数学研究分野の紹介

筑波大学数学には50名近くの数学研究者がおり、 その研究分野は大きく分けて次の4つの研究グループ があります。 代数グループ （群論、環論、代数幾何学、整数論） 幾何学グループ （微分幾何学、位相幾何学） 解析グループ （関数解析学、偏微分方程式論、確率論、 　代数解析学） 情報グループ （数理論理学、数理統計学、理論計算機 　科学、計算機数学） それぞれの研究者は世界の最先端を行く数学の研究 をしており、そのため海外から多くの学生、大学院生 そして高名な研究者がやって来ています。研究内容は 多岐に渡って広汎であり、ここで詳しく紹介はできま せんが、以下の数学専攻教員一覧の研究テーマを参照 して見てください。現代数学の最先端のダイナミック な息吹を感じ取っていただけると思います。

Tsukuba Journal of Mathematics

この雑誌は筑波大学数学系が編集・発行している数学の研究専門雑誌です。その前身はScience Reports of the Tokyo Bunrika Daigaku，Sect．A（1930−1953〉，Science Reports of the Tokyo Kyouiku Daigaku，Sect．A（1954-1977）で、およそ70年の歴史があります。年2回発行され、国内だけでなく世界中の数学研究者の水準の高い欧文論文が掲載されます。世界中の多くの著名な数学雑誌とも交換されており、国際的にも高く評価されています。

The Mandelbrotset （数学専攻卒業生制作）

計算機室

計算機室は、多数のワークステーションやパソコンなどを備え、教員や院生の研究のみならず、卒業研究にも使われます。実際の操作を通じて、計算機に関する幅の広い知識と素養を身につけることができます。また、電子メールやインターネットを介して、海外との情報のやり取りも盛んです。

数学専攻控室

数学専攻の学生のために、数学専攻控室が設けられています。昼休み、講義の合間に学生たちが集まり、コーヒを飲みながら、数学の話題に、学生生活の話題に花を咲かせています。学習、その他で難問に突き当たったときなど、専攻控室を訪ねてみると、何かよい解決方法が見つかるかもしれません。専攻控室は、上級生・下級生の縦横のつながりを実感できる場として、利用され親しまれています。